医療システムの横河医療ソリューションズ > コラム【部長席】一覧 > 2011.12.20

  • :横河医療ソリューションズの特長は何ですか?
  • :営業・開発・エンジニア・サービスが集結した組織力を活かし、どのような局面においても... 続きを読む
  • :PACSの構築にはどれくらい時間がかかりますか?
  • :ご契約内容にもよりますが... 続きを読む

製品に関するお問い合わせ、資料請求、またはお困りの事が ございましたらお気軽にお問い合わせください。

2011.12.20
マルチベンダーシステムの品質

品質と一言にいっても、マルチベンダーシステムの品質の高低を定義づけることは難しい。一般的には提供される製品やサービスについて、不適合がなければ高品質と言われるが、1回でもシステム停止等を伴う障害が発生するとシステムの品質を疑われてしまう。
近年の医療情報(放射線情報)システムは、マルチベンダーで構築され、様々なメーカー(製品)を選択出来ることから、組み合わせの自由度が高い反面、システム全体で見た場合の”品質”という点では、判断が難しくなってきている。

ハードウェアで見てみると、メーカーの品質が即システムの品質に直結する。ハードウェア障害がシステムの長時間停止を引き起こす場合もある。したがって、システム停止を最小限にするためには、ブレードサーバー(blade server)、FTサーバー(Fault Tolerant server)等の耐障害性を向上させた製品の選択や、バックアップシステムの構築が必要である。フィルムレス時代になってシステム停止は致命的であり、他社に先駆けブレードサーバー、FTサーバーを数年前からお客様へ提案しているのもそのためだ。
さらに最近は、サーバーを構成する部品が様々なメーカーで構成されている。部品メーカーの不適合が、その部品を採用している全てのハードウェアメーカーに波及する。昨年度、某社チップの不具合で一時多くのクライアントパソコンが出荷停止になった事は記憶に新しい。

ファームウェア、OS(Windows、Linux)、ミドルウエア(Ms-Sql、Oracle)まで考えるともっと複雑だ。不具合の内容によっては、ハードウェア障害かソフトウエア障害なのかを使用者側で切り分ける事さえ非常に難しい。障害吸収を含めたパッチ、ファームウェアが頻繁にリリースされているが、何が改善されたのかわからない場合が多い。こうした環境では、安心出来る実績のあるハードウェアメーカーを選択する事はもとより、システムベンダーの問題解決力とその経験、ノウハウの蓄積、メーカーとのパイプが重要となる。

パッケージソフトについてはさらに大きな問題となる。ソフトが自社開発でなくマルチベンダーの場合、組合せによっては解決の目処さえ立たない場合がある。その点、弊社の製品はすべて自社開発であり、放射線科業務のすべてのラインナップを取り揃え、院内システムを1社で構築出来るのは大きなメリットではないだろうか。品質においても長年のプラント制御パッケージと同じ「開発プロセス」を行っており、高いレベルを維持している。また、自社開発パッケージであることから、すべての製品でカスタマイズが可能であるが、そうすることによるサイト固有のリスク分析と品質確保のために安易にリリースすることはせず、十分なテストを行ってからお客様へ出荷している。

さらに、エンジニアリング・保守サービスにおいても、ハードウエア・ソフトウエアからお客様の運用まで、精通したエンジニアが構築、スタートアップ、オンサイトサービス及びリモートメンテナンスを行っており、難しいマルチベンダーシステムの品質をトータルで維持している。

システムをご検討される際には、是非YOKOGAWAをご指名いただければと願いつつ、本年最後のコラムとさせていただく。

それでは、良いお年をお迎えください。