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ハイビジョン時代を迎えて期待が高まる
次世代光ディスク

田中氏
松下電器産業株式会社
メディア制御システム
開発センター
所長
田中 伸一 様

●1971年 東京工業大学電子工学科卒業。
同年、松下電器産業株式会社入社。
厚膜電子素子材料の開発に従事。
●1977年 光学応用機器の開発。
●1978年 デジタルオーディオディスクの開発。
●1990年 デジタルビデオディスクの開発。
●1999年 光ディスク開発センター(現・メディア 制御システム開発センター)の所長に就任。現在に至る。

●社名 松下電器産業株式会社
●設立 1935年12月(創業 1918年3月)
●所在地(本社) 〒571-8501
大阪府門真市大字門真1006番地
●事業セグメント ・AVCネットワーク
  ・アプライアンス
  ・インダストリアルイクイップメント
  ・デバイス

松下電器産業株式会社
http://www.matsushita.co.jp/


■■■■■■次世代光ディスク■■■■■■
  記録容量が20ギガ(ギガは10億)バイト以上と、現行のDVD(デジタル多用途ディスク)に比べ4〜5倍の光ディスク。ハイビジョン放送など高精細な映像を長時間記録できる。
「ブルーレイ・ディスク(BD)」と「HD DVD」の2規格があり、BD規格は光源が405ナノメートル青紫色レーザで対物レンズのNA(開口数)は0.85、保護膜厚は0.1mmに対して、HD DVD規格は、光源がBDと同じ405ナノメートル青紫色レーザで、NAが0.65、保護膜厚は張り合わせで0.6mmとなる。
松下電器産業株式会社
メディア制御システム開発センター

田中 所長に伺う
今、急速に普及しているDVDレコーダー。2003年12月からハイビジョン画質の地上デジタル放送が始まり、次世代光ディスクに期待が高まります。今回のインタビューは、青紫色レーザを採用した次世代光ディスクBlu-Ray Discの開発を指揮されています松下電器産業株式会社メディア制御システム開発センター所長の田中様にお話をお伺いします。

Question
はじめに、光ディスクの普及過程についてお聞かせください。

 私が光ディスクに関わりを持つようになったのは、CDが世に出る前にデジタルオーディオディスク懇談会へ1979年に参加したことからです。それ以来、CD、DVD、Blu-Ray Discと光ディスク一筋に開発を行ってきました。
 光ディスクには、プログラムやデータなどを記録するコンピュータアプリケーション用と映画や音楽を記録するAVアプリケーション用とがありますが、普及の過程において、コンピュータアプリケーション用メディアは、なかなか大きなマーケットにはならず、AVアプリケーション用メディアが光ディスクの普及を牽引していきました。結局、コンピュータの世界では、プログラムの配布用に使われているCD-ROMのようにAVアプリケーション用で普及したメディアが流用されています。
 日本ではホームコンピュータの普及率が50%を超えるようになってきました。ホームコンピュータでは、映画や音楽を楽しめるようにAVアプリケーション用メディアも使えるようにする必要があります。従ってコンピュータの世界でもDVD-ROMドライブが自然に搭載されるようになってきました。今後、AVアプリケーション用に青紫色レーザを使ったBlu-Ray Discなど次世代光ディスクが普及するようになれば、コンピュータの世界、少なくともホームコンピュータの世界では、次世代光ディスクドライブが搭載されていくのが自然な流れだと思います。コンピュータ専用の光ディスクを広く普及させることは難しいと経験していますが、AVアプリケーション用など民生機器で成功した光ディスクをコンピュータで流用するほうが成功すると思っています。

■ 光ディスクドライブの普及の流れ ■

光ディスクドライブの普及の流れ

(資料提供:松下電器産業株式会社)

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