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21世紀の課題としてのエコデザイン

東京大学国際・産学共同研究センター
センター長
東京大学大学院工学系研究科・
マテリアル工学科教授
山本 良一 様

1946年 茨城県水戸市で生まれる。
1969年 東京大学工学部冶金学科卒業
1974年 同上
工学系研究科大学院修士課程終了工学博士
1989年 東京大学工学部金属材料学第二講座教授
1989年 東京大学先端科学技術研究センター教授
1992年 東京大学生産技術研究所教授
1999年 東京大学国際・産学共同研究センター教授
2001年 同センター長
大学院工学系研究科・マテリアル工学科教授
(併任)

(1) 閣僚懇談会「環の国づくり会議」委員
(2) エコデザインネットワーク顧問
(3) 環境省・政府特定調達品目検討委員会座長(2000〜)
(4) 経済産業省・資源生産性調査委員長(2001)
(5) 日本環境協会、グリ−ン購入ネットワーク顧問
(6) 地球環境人間フォーラム、環境報告書ネットワーク顧問
(7) 第5回エコマテリアル国際会議(2001)組織委員長
(8) 第2回エコデザイン国際会議(2001)組織委員長
(9) International Factor 10 Club会員(1996〜) など

東京大学国際・産学共同研究センター センター長
山本 教授に伺う

Question
エコロジーという言葉が大きな時代の流れになってきたように思いますが、山本先生がエコロジーの研究を始められたきっかけを教えてください。

私はもともと物質材料が専門でした。15年前に「未来社会と材料工学」という材料テクノロジーシリーズ本の企画・編集を任され、原案を考えていく上で材料工学の将来像と資源・環境・バイオ問題の関係を議論し、その時に環境問題を少し調べたことがエコロジー問題に関わる発端となりました。
ところで、従来の環境問題は、全部対処療法といって良いと思います。例えば、公害問題は局所的におこる問題で、原因と結果がかなりはっきりしているため解決できます。それに対して、10年以上前から直面している地球規模の環境問題は、温暖化やオゾン層破壊など時間的空間的範囲が非常に広いので解決が難しいものです。

炭酸ガスは、50年〜200年位かけてゆっくり海や森に吸収されていくと考えられており、私たちが今排出している炭酸ガスは、実は50年〜200年後の地球表面全ての生命に影響を与えるということを今まで全く理解していなかったわけです。表1にもありますように先進国における炭酸ガスの排出量は2050年までに1995年当時の1/10に抑制しなければならない事態となっています。時間や場所を超えて私たちの一挙手一投足が地球環境へ影響を及ぼし得るという今まで夢にも考えていなかったことに気づかされました。




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