| ソニー株式会社 コアテクノロジー&ネットワークカンパニー
メモリースティック事業部
筒井 開発担当部長に伺う |
ここ数年、デジタル家電機器において、メモリーカードが標準的な記録メディアとして急速に普及しはじめました。今回のインタビューは、メモリーカードの一つであるメモリースティックについて、開発を担当されましたソニー株式会社 筒井部長にお話をお伺いします。
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Question
メモリースティックの開発の狙いを教えてください。
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メモリーカードは、いろいろな種類があり、最初はハードディスクの置き換え、つまり単なる記憶媒体として現れました。メモリースティックは、それまでにあったメモリーカードとは違った使い方を考えて、できるだけチャーミングな形で、さまざまなコンテンツを電子機器間で簡単につなごうというコンセプトで開発されました。
コンテンツ毎にディレクトリー構成が取れるメディアで、例えば音楽ファイルやパソコンソフトのファイル、デジタルカメラのDCIM(静止画のファイル)といったディレクトリー毎に 自動的にフォルダーができ、データを保存することができます。
メモリースティックは、コンテンツをどのような電子機器に接続しても「つながる」というコンセプトで開発が始まり、1998年に製品化されました。
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Question
「つながる」ことが開発コンセプトであるメモリースティックには、どのような利点がありますか。
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メモリースティックさえ持っていれば、スロットがついている全ての電子機器間で、どこからでもコンテンツを持ってきて使えることがユーザーにとって大きな利点だと思います。今、音楽コンテンツの多くは、CDというパッケージメディアをレコード店まで出向いて購入しますが、メモリースティックを使えば、音楽をインターネットからいつでもどこでもダウンロードして購入することができます。また、購入する前に試聴することもできるので、今までとは違う便利な環境が提供されます。
EMD(Electronic Music Distribution=音楽配信サービス)の世界はネットMDへと広がっているので、著作権保護が必要なコンテンツにも対応できるようにしました。今では他のメモリーカードでも著作権保護対応をしているものがありますが、半導体メモリーを使った記録媒体では、メモリースティックが先陣をきって世界初の著作権保護の仕組みである「マジックゲート」を開発しました。

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