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産声をあげた人型ロボット=ヒューマノイド

早稲田大学
理工学部機械工学科
ヒューマノイド研究所
教授
高西 淳夫 様

●1956年 4月12日生まれ
●1975年 福岡県修猷館高校卒業
●1976年 早稲田大学理工学部
機械工学科入学
●1980年 同大学大学院理工学研究科進学
●1985年 早稲田大学理工学部助手
●1988年 工学博士号(早稲田大学)取得
●1988年 早稲田大学理工学部専任講師
●1990年 同助教授
●1997年 同教授

所属学協会
IEEE、日本機械学会、
日本ロボット学会理事(1992年〜1993年)、
計測自動制御学会、バイオメカニズム学会、
日本咀嚼学会理事など

早稲田大学
高西研究室ホームページURL
http://www.takanishi.mech.waseda.ac.jp

早稲田大学
ヒューマノイド研究所ホームページURL
http://www.humanoid.waseda.ac.jp

早稲田大学 理工学部 ヒューマノイド研究所
高西 教授に伺う

Question
高西先生がヒューマノイドの研究をはじめたきっかけについて教えてください。

 早稲田大学機械科3年生の時に、8年前に亡くなられた故加藤一郎先生の研究室にゼミ生として入り、そこでロボットの基礎を学び、卒業・修士・博士の各論文のテーマとしてロボットを取り上げたことです。
 私が小学校の低学年の頃、テレビ放送が本格的に始まり、鉄腕アトムや鉄人28号などのテレビアニメを見ていました。当時は宇宙開発競争がホットな時代で、メディアを通じて宇宙向けの技術ニュースがたくさん流れていました。小学校の卒業文集に、将来は大学に残って宇宙ロボットの研究をやりたい、と書いていたぐらい科学少年の時代を過ごしたと思います。中学・高校時代には、アマチュア無線やラジコン機を作るなど現実の技術を身につけていけばいくほど、ロボットというのは絵空事でそう簡単にはできないものだと逆にわかってきました。
 ところが、大学の研究室を選択するときに、できるはずがないと思っていたロボットを研究している人がいることを知りました。その方が加藤先生で、私は抽選で運良く加藤研究室に入ることができ、その後の人生を決定付けました。

Question
現在の研究内容をお聞かせください。

 加藤先生が1960年代前半からロボットの研究を始めて、1973年には早稲田大学を中心に集まった共同研究グループがWABOT−1という人型ロボットを、1984年にはエレクトーンを弾くロボットWABOT−2を作りました。1992年にはヒューマノイドプロジェクトが始まり、2000年4月に思想を同じくする研究者が集まったバーチャルな研究所であるヒューマノイド研究所が発足しました。
 ロボット技術は、機械工学のみならず電気電子工学、情報工学と非常に幅広い学問分野を統合した分野で、さらにヒューマノイドとなると、医学や心理学、生物学などの連携も必要になり非常に裾野が広い分野です。私のグループでは人間のメカニズムを工学的に解明するとともに、人間と共生するヒューマノイドロボットの開発を通して、物理および心理を統合したメカニズムに関する研究を行っています。

2足ヒューマノイドロボット
(WABIAN)

 2足歩行ロボットの研究は、加藤研究室が始まった当初からの長い歴史があります。WABIANの開発は、2足歩行ロボット技術に上半身を付けて、人間がどのようなメカニズムで歩いているかを解明するとともに全身の運動制御系や機構系の開発を目的としています。

●2足ヒューマノイドロボット
(WABIAN-RIII)



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