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待機時電力の測定と高調波電流の規制

解説

6.最近の高調波電流

 6.3.高調波の測定方法
規格に沿った測定をするには、単相機器の場合は図26(a)のように、三相機器の場合は図26(b)のように電源、測定器、被試験器を接続します。 測定器はIEC 61000-4-7 Ed2.1:2009に定められている高調波解析機能が搭載されているものを使用します。IEC 61000-4-7には、測定器の精度、 アンチエリアシングフィルタの減衰量、高調波解析するときのFFT(Fast Fourier Transform)窓幅、測定値のアベレージングの時定数、 中間高調波のグルーピング方法などの規定があります。
 高調波電流の各次数の平均値や最大値を求め、限度値と比較し、また複数回測定し繰り返し性の確認を行う必要があるため、 測定器から高調波測定値をPCに取り込み、合否の判定を行うアプリソフトを利用するのが便利です(図27)。

測定回路

PCアプリソフトの例


 6.4.高調波測定のポイント
IEC 61000-3-2には、図26の供給電源にも表10のような規定がありますので、これを満たす交流安定化電源を使う必要があります。
 また、測定を始める前に、測定器の電流レンジを適切に設定する必要があります。規格では、高調波の測定は、取りこぼしなく連続で行うこと になっていますので、途中でレンジを変更して、測定を不連続にすることはできません。精度良く測定するためには、事前に電流波形のピーク値が ピークオーバーせず測れるレンジで、できるだけ小さいレンジに設定します。


供給電源



参考文献
数見昌弘, 河崎 誠:交流電力の基礎知識と電力測定器のしくみ, トランジスタ技術, 2005年2月号, p.191~200, CQ出版社
IEC 61000-3-2 Ed3.2:2009
IEC 61000-4-7 Ed2.1:2009
JIS C61000-3-2:2011