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YOKOGAWA

計測豆知識・技術レポート

測定器の正しい使い方入門 時間測定器の使い方

目次

測定器の正しい使い方入門 時間計測器の使い方

横河電機(株) 片野 和也


100m走の世界新記録は9秒86、テレビで見ているとあっという間に通りすぎてしまいます。
9秒86という時間はストップ・ウォッチで測られますが、オリンピックのバルセロナ大会に出場した選手が
4年の歳月を過ぎても体力の衰えはなく、アトランタでも4年前とまったく同じタイムで走り抜いたとしましょう。
ストップ・ウォッチの記録は2回とも9秒86でしたが、ストップ・ウォッチは本当に同じ時間を計測したので
しょうか。
おそらく、1/100秒の単位までは正しいでしょうが、話が1/100億秒になるとどうなるかわかりません。
100m走で1/100億秒の話をするのはナンセンスですが、相手が電子や光になると十分意味のある話と
なります。
基本的な物理量である時間や周波数の測定は古くから行われてきましたが、電子計測の分野でエレクトロ
ニック・カウンタは時間/周波数の測定器として、ロー・コストで使いやすいことから製造ラインなどを中心に
今日もなお、多くの需要があります。
ここで改めて、時間計測器の正しい使い方について考えてみましょう。


* 月刊「トランジスタ技術」1994年2月号掲載原稿を再編集しました。
  一部原稿作成時のままの部分もございますが、ご了承ください。