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コラム
2025.10.30計測器
分銅の等級、実は“表記なし”でもわかるんです。分銅の等級の見分け方
あるお客様より購入のケースには記載があるものの、現物には等級が書いて無いので判別できる方法が無いか相談を受けました。
また、天秤に付属している分銅の等級がわからないと困っておられました。
分銅には様々な等級があります
🔹 分銅の等級がわかれば、その分銅のズレがどのくらいか分かるようになっています。
🔹 天秤の校正・検査等に使用する場合、天秤の精度に対して、分銅の持つ最大許容差が 無視できる程度の等級の分銅を使用する必要があります。
🔹 分銅の等級はE1級、E2級、F1級、F2級、M1級、M2級、M3級などがあります。

刻印が無いものも・・・
🔹 普段はあまり意識されていないかも知れませんが、円筒形分銅の上面を見ると「M3 200g」、「 M2 200g」などの表記があります。
🔹 その一方、今回ご相談のあったお客様のケースのように、何も刻印が無いものも存在します。
🔹 これでは判別できず困ってしまいますね。

判別方法あるんです
🔹 実は、E1級分銅は何も表記がありません。E2級分銅は点(だけ)があります。
🔹 何も表記が無いのが判別方法ってちょっと意外な感じがしますね。
🔹 分銅は等級により表示方法が決まっており、識別できるようになっています。
🔹 尚、分銅等級維持のためには、重さだけではなく、傷が無いこと、光沢なども必要です。また、メーカ・対応規格などにより表記が異なる場合があるのでご注意ください。

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