高速データアクイジションユニット SL1000

高速捕捉・高速転送・高速保存を追求し、
ハイパフォーマンスを実現した “高速データアクイジションユニット”

データアクイジションユニットSL1000は、多チャネル・長時間記録のオシロスコープおよび高速スキャン・ハードディスク記録のデータロガーという2つの要素を兼ね備えています。 絶縁100MS/sの測定やマルチチャネル(最大128ch)といった、従来のデータロガーやオシロスコープでは実現できない測定が可能です。

高速捕捉・高速転送・高速保存を追及し、
ハイパフォーマンスを実現したデータアクイジションユニット

メカトロニクス・エレクトロニクス分野をはじめとした高速・低速現象の複合測定において、高速サンプルレート、高電圧の絶縁測定、長時間測定などへの要求が高まっています。“もっと高速に、もっと長時間、もっと簡単に多種多チャネルのデータを測定したい”SL1000は、お客様のこのような声にお答えします。

最大128chまで拡張可能

  • SL1000(16ch)が最大8台連結でき、最大128ch 使用可能に!

高速捕捉

  • 全16チャネル同時に最高サンプルレート100MS/s、最短サンプル周期10ns
  • 100MS/s、12ビット、帯域20MHz、1kV*絶縁モジュール
  • マルチサンプルレートに対応し、同時に異なる4種のサンプルレートで測定可能

* 702902(10:1)/ 700929(10:1)/ 701947(100:1)との組み合わせ時

高速転送・表示更新・保存

  • USB2.0、Ethernet 1000BASE-T(オプション)でPCへ高速データ転送
  • PCモニターで高速リアルタイム表示(GIGAZoomエンジン)*
  • PCのハードディスクやSL1000の内蔵ハードディスク(オプション)にリアルタイムハードディスク記録(最高速度1.6MS/s=100kS/s×16ch)*

* PCの性能、計測条件に依存します。

簡単操作

  • 簡単操作のアクイジションソフトウェアを標準添付
  • 複雑な設定なしにすぐに測定開始・直感的な操作画面
  • Setup Wizard で詳細設定をナビゲート

スタンドアロン使用

  • SL1000単体でデータ記録

各種プラグインモジュール

  • プラグインモジュール用8スロットを装備
  • 新開発 isoPRO搭載
    高速100MS/s 12bit 絶縁モジュールなど13種類のスコープコーダシリーズプラグインジュールをサポート

その他機能

マーク機能

  • モニター波形にコメント入力、Xviewerで再表示可能

リアルタイムX-Y表示機能

  • メイン/ズーム波形のXY表示、フリーランのXY軌跡表示

自動再生機能

  • ズーム波形、ヒストリ波形の自動再生

ファイル機能の強化

  • 波形データ部分保存、ファイル変換(アスキー、バイナリ形式)

その他機能アップ

  • アキュムレート/スナップショット

 

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横河計測 カスタマサポートセンター
フリーダイヤル:0120-137-046
受付時間:平日 9:00-12:00、13:00-17:00

高速捕捉

高速波形測定を追及し、最高100MS/sのサンプルレート(最短サンプル周期10ns)を実現しました。
100MS/s、12ビット、帯域20MHz、1kV*絶縁モジュール(720211)と組み合わせて、今まで捉えられなかった高速&高電圧現象を正確に捕捉することが可能です。
さらに、様々な信号測定に対応したモジュール群を自由に組み合わせ、幅広い波形観測用途に対応します。
*:702902(10:1)/ 700929(10:1)/ 701947(100:1)との組み合わせ時

高速捕捉で性格に波形を捕捉

 

長時間記録

SL1000の内蔵メモリーに長時間記録が可能です。さらに、PCのハードディスクやSL1000の内蔵ハードディスク*1にリアルタイムに長時間記録*2できます。

*1:/HD1 オプション付加時
*2:リアルタイムハードディスク記録の最高速度は計測条件に依存します。
*3:1モジュール2チャネル、トリガーモードシングル測定時

サンプルレート

 

マルチサンプルレート

同時に最大4種のサンプルレートで測定可能です。
測定対象に合わせて、モジュール単位でサンプルレートを最適に設定し、データファイルのサイズを低減できます。

4種のサンプルレート

 

高速転送&大容量全データ長を瞬時に表示するGIGAZoom機能

USB2.0、Ethernet 1000BASE-T*1でPCへ高速にデータを転送します。SL1000搭載の高速データ圧縮エンジン(GIGAZoomエンジン)により、PCモニター上にリアルタイムに波形を表示*2します。また、動作中・停止中に関わらず、全データの任意の部分を瞬時に拡大表示可能です。
高速サンプルレート,大容量データ時でも、単体測定器と同等の表示更新、ズーム表示を実現しています。
*1:/C10 オプション付加時
*2:PCの性能・計測条件により、測定中は波形表示出来るチャネル数に一部制限があります。

PCモニター画面(トリガー設定時)GIGA Zoom

 

ハードディスクにリアルタイム記録

連続測定しながらPCのハードディスクやSL1000の内蔵ハードディスク*1にリアルタイムに記録できます。ファイル名は自動的に定義されるのでファイル操作は不要です。PCのハードディスクとSL1000の内蔵ハードディスク*1に同時*4にリアルタイム記録可能。保存データの信頼性、堅牢性が向上し大切なデータを守ります。SL1000の内蔵ハードディスク*1には、波形ビューアーソフトウェアXviewer(標準添付)、あるいは、Ethernet*2を使ったFTP機能でアクセス可能です。

*1:/HD1 オプション付加時
*2:/C10 オプション付加時
*3:数値は参考値であり、PCの性能、計測条件に依存します。
*4:ユニット1台時のみ。連結時には、PCもしくはSL1000のどちらか一方のハードディスクのみ

リアルタイムハードディスク記録の最高速度

 

ハードディスク記録機能設定

設定した記録条件で必要なデータのみを効率良くハードディスクに自動記録可能です。記録先、記録開始条件、繰り返し条件等を設定できます。
フリーラン測定では、記録開始条件は即時/時刻/アラーム、記録終了条件は、連続/時刻/記録時間/アラーム、繰り返し条件は、記録間隔/記録回数が指定可能です*。 トリガー測定では、トリガーごとに測定データを記録します。 SL1000内蔵メモリーからPCのハードディスクに手動保存も可能です。

*:1測定あたりのデータファイルのサイズは、最大12GB(≒1.5GW/ch、4チャネル記録時)となります。

ハードディスク記録機能設定

 

スタンドアロンで使用

設定後はSL1000本体だけで測定可能です。SL1000本体のSTART/STOPキーや外部REMOTE入力で測定・記録を開始/停止できます。
スタンドアロン使用時に便利な液晶ディスプレイを装備。システムの状態、モジュールの状態、通信パラメータなどを確認できます。

スタンドアロンで使用

*1:内蔵ハードディスクは、/HD1 オプション付加時

 

同期運転:最大128ch (16chx8台)まで拡張

~ 入力の多チャネル化に対応!~

  • 最高サンプルレート100MS/s (全128ch同時)
  • 4つの測定グループを設定可能
  • トリガー、アラームは、全ユニットのチャネル間でコンビネーション可能
  • リアルタイムハードディスク記録の最高速度
    PC HDD : 1.6MS/s = 100kS/s x 16ch > 10kS/s x 128ch
    ユニット HDD : 1.6MS/s = 100kS/s x 16ch (各ユニットごと)
SYNC IN/OUT

最大8台まで同期測定可能

注)PC HDDとSL1000内蔵HDDへの同時記録はできません。

 

SL1000 ファイルユーティリティ

ファイル結合 (時間/チャネル)、ファイル分割、CSVファイル変換などが可能。
また、波形表示高速化のデータ処理機能も追加。

SL1000ファイルユーティリティ

ファイル結合作業画面例

ファイル結合作業画面例

 

ファイル処理

 

さらに見やすく使いやすくなった波形表示画面

波形表示画面

波形表示画面

 

ユニットHDDファイルアクセス機能

アクイジションソフトウェアからユニットHDDへ直接アクセスし、SL1000からPCへファイルコピー可能になりました。同期運転時の全ユニット一括ファイル転送も可能です。

ユニットHDDファイルアクセス機能

 

インバータの二次側出力波形の観測

高速100MS/s 12bit 絶縁モジュールを利用し、インバータの二次側出力波形を観測します。
波形をより正確に捕捉できます。

インバータの二次側出力波形観測

インバータの二次側出力波形観測

 

サージ波形記録&電源監視

電源スイッチの開閉, 落雷などにより、電源ラインや信号ラインに印加される雑音(サージ)波形を観測・記録します。
高速・高分解能・絶縁・スタンドアロンの特長を活かし、監視やサージイミュニティ試験での電圧波形の確認・自動記録に活用できます。

サージ波形記録&電源監視

 

爆発・燃焼のデータ収集

高速・高分解能が必要とされる火薬・ロケットなどの性能評価に活用できます。
測定データをPCのハードディスクとSL1000の内蔵ハードディスク*1の両方*3に記録することもできます。データの堅牢性が向上します。
スタンドアロン測定やEthernet*2により遠隔でのデータ収集もできます。

測定データをPCとSL1000の両方に記録

 

*1:内蔵ハードディスクは、/HD1 オプション付加時   *2:/C10 オプション付加時
*3: ユニット1台時のみ。連結時には、PCもしくはSL1000のどちらか一方のハードディスクのみ

 

SL1000_価格_左

SL1000_価格_右

記載内容は2023年7月1日現在のものです。また、お断りなく変更することがありますのでご了承ください。
価格には別途消費税が加算されます。

 

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取扱説明書
ソフトウェア
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