当社が目指す、”Manufacturing Total Solution”の実現に向けて、当社独自のものづくり設計に基づいて、生産設計から製造までを一貫して行うこと(ODM*)により、商品企画、仕様・設計、試作・試験、製品生産準備、生産維持という一連の開発フロー(ECM**)を最適化させることを目指しています。
これにより、調達から製造・販売(SCM***)の全体最適にも貢献することを目指しています。
具体的には、開発の上流工程(フロントローディング)における、部品・設計の標準化を加速させるとともに、量産フェーズ(製品維持)における再設計の効率化、部品在庫の極小化を図り、製品ライフサイクルに渡っての調達性改善・コストミニマム化によって利益最大化にも貢献しています。
従来の製品開発では、設計部門が中心となって部品選定を行っていました。その結果、購買の視点が不足することがあり、量産開始後に短期間で部品のEOL(End of Life)対応が必要になるなどの課題が発生することがあります。
これに対して、YOKOGAWAでは生産機能会社である当社に「開発購買」を立ち上げ、製品設計の初期段階から購買的な視点を取り入れることで、長期供給が可能な部品選定を行い、課題解決に向けた取り組みを進めています。