横河マニュファクチャリング株式会社

目指す姿・ビジョン

YOKOGAWAのアイデンティティ

私たちはYOKOGAWAグループの一員として以下アイデンティティを掲げています。

横河マニュファクチャリングの目指す姿

YOKOGAWAの生産機能を一手に担う当社は、ものづくり企業として以下を掲げています。
 

■「One YOKOGAWA Manufacturing」

この表現には、3つの意味が込められています。


  1. 作り方を一つに

  2. 考え方を一つに

  3. グローバル拠点を一つに


YOKOGAWAは国内のみならず、グローバルに生産機能を有しており、当社はこれらを管理・監督・統制・教育するHeadquarterの役割を担っています。

まず当社がものづくりにおける「作り方」・「考え方」をリードし、グローバル拠点へ展開することにより、生産機能の連携とYOKOGAWAのものづくり力強化につながると考えています。

 

■シンボルマーク

当社の「目指す姿」を象徴するものとして、こちらのシンボルマークがあります。


【デザインコンセプト】

「One YOKOGAWA Manufacturing」は、YOKOGAWAの生産機能を担うGlobally intagrated team=私たちの総称です。

私たちから発信される多種多様な知恵と改善の力が、私たち自身を成長させ、さらに強くさせてくれることを表現しています。

複数の曲線(ツタ)は、他方に伸び合う知恵を。点在する指は、改善の力を。全体像として、古来から生命力の象徴ともされている唐草模様をヒントに人間尊重の意味を込めています。

 

私たちはこの総合力で豊かな人間社会の実現を目指します。


 

ビジョンとものづくりの方針

■ビジョン:常に「新しいものづくりの価値」を創造する

世の中のあらゆる価値が変化するように、「ものづくり」の価値も常に変化しています。当社はその中で、常に「新しいものづくりの価値」を創造していきます。

 

■ものづくりの方針:「ものづくりは人づくり」

これを普遍的な理念として、日々ものづくりに取り組んでいます。

policy

 

 

YOKOGAWAの生産方式:NYPS

YOKOGAWAは、1981年にトヨタ生産方式を源流としたNPS研究会*の会員となりました。人間尊重を基本理念として企業の中にある無駄の排除により経営効率向上を図るという基本思想を継承し、YOKOGAWA特有の視点を加える意味で「Y」の字を組み込み、「NYPS」としてYOKOGAWAの新たな生産方式を確立しました。
 

企業の中にある組織・機能を強く整った流れで繋ぎ、企業において重要な人財・資産・物品・情報の好循環を図ることで経営の効率化及び多品種少量生産に対応する「ものづくり」を実現していきます。

NPS研究会*の詳細はこちら

 

NYPSのあゆみ

history

 

NYPSの考え方

NYPSは、「人間尊重」と「無駄の排除」という考え方のもと、生産会社として担う製品提供プロセス全体で生産方式の統一・改善を行っています。発想の転換と地道な改善努力により圧倒的な製品提供リードタイムの短縮が実現されました。
 


■理念:「人間尊重」

人間一人ひとりの「限りある時間」を一秒たりとも無駄にさせない心掛けであり、「行為」を伴って実現されるもの

■思想:「無駄の排除により経営効率の向上を図る」

企業の中に「無駄」はあってはならないもの。「人間尊重」を経営の理念として、企業の中のあらゆる「無駄」を排除し、経営効率の向上を図る

■概念:「Just  In Time」と「ニンベンの付いた」自"働"化

■改善例

  • 受注情報の徹底管理による生産物量の平準化

  • 情報・物品一体の生産ラインの整備などによる混合生産方式の洗練

  • 開発や販売、物流といった、前工程との連携


 

グループ全体最適化(A+B+C経営)

NYPSの取り組み

間接NYPS:RPA*(Robotic Process Autmation)

業務において、直接的に売上や利益に貢献するものではないものの、組織運営を支えるために不可欠なもののことを「間接業務」といいます。具体的には、経理、人事、総務、法務、情報システムなどが該当し、これらは「バックオフィス業務」などとも呼ばれることがあります。

当社はこれら間接業務にもNYPSの考え方を取り入れ、業務改善を行っています。

RPA*:各アプリケーション(Excel / Outlook / SAP 等)を操作することができるソフトウェア。ルールに基づいた業務プロセスの自動化が可能で、人間の操作を保管して業務を遂行できるため、「仮想労働者(Digital Labor)」とも呼ばれる。


■RPA検討の手順

  1. 可視化
    業務手順を洗い出し、見える化する

  2. 標準化
    一定のルールに基づいて業務を実施できるようにする

  3. 電子化
    人為的ミスをなくす改善をすすめる

  4. 自働化
    RPAに任せる

■RPA導入のメリット

  1. 定常的・規則的な業務をRPAに任せることで、人がより付加価値の高い業務に時間をさける

  2. 残業時間の低減により、従業員はパーソナルタイム*が増え、企業は人件費削減が出来る

パーソナルタイム*:家族・趣味・自己投資・人との交流・休息などに充てる時間

 


 

NYPSのグローバル展開

NYPS活動は、現場改善指導、海外教育(人財育成)等を通して、海外生産拠点にも展開しています。

ものづくり人財育成

当社は海外生産拠点を含めた「YOKOGAWAの全生産機能を管理・監督・統制するHeadquarters」として、「One YOKOGAWA Manufacturing」の実現を目指して、海外生産工場と共にグローバルな人財育成に取り組んでいます。

 

グローバルに活躍できるものづくり人財育成

■人財育成の考え方と体制

共通基礎知識の習得と価値観の共有を重視しています。

技能五輪全国大会への挑戦

技能五輪とは、若手の技能者(原則23才以下)を対象に技能日本一を競う競技大会です。全国大会は年1回開催され、各地区予選を勝ち抜いた選手たちが出場します。さらに、この全国大会の優勝者は、技能五輪国際大会へも出場することが出来ます。

競技種目は約40種目あり、「機械組立て」、「抜き型」、「精密機器組立」などの工業系種目の中から当社では、2008年~高度技能者育成を目標に「旋盤」競技で技能五輪全国大会に挑戦しています。

 

「品質第一」に応えるための高度技能者育成

■スケジュール

 

■旋盤競技:課題事例

 

■全国大会出場実績

第46回-2008年(静岡)
第47回ー2009年(茨城)
第48回ー2010年(神奈川)
第49回ー2011年(滋賀)
第50回ー2012年(長野)
第51回ー2013年(静岡)
第52回ー2014年(愛知)
第53回ー2015年(静岡)
第54回ー2016年(山形)
第55回ー2017年(栃木)
第56回ー2018年(沖縄)
第57回ー2019年(愛知)
第58回―2020年(愛知)
第59回―2021年(千葉)
第60回―2022年(大阪)
第61回―2023年(愛知)
第62回―2024年(愛知)
第63回―2025年(愛知) ※予定

 

 

 

YOKOGAWAグループものづくり大会

当社の目指す姿「One YOKOGAWA Manufacturing」の実現に向けて、YOKOGAWAの生産拠点連携強化や、各社改善活動の共有と促進などを図るイベント「ものづくり大会」を定期開催しています。

国内最大生産拠点である甲府事業所にて、国内外の各生産拠点から現地・リモートで数百人規模が参加し、YOKOGAWAのものづくりの価値を再認識し、目指す姿の実現に向けて意欲を高め合います。

convention photo

 

技能競技会

「ものづくり大会」の中では、毎年グループ技能競技会を開催しています。
YOKOGAWAの各生産拠点から選抜された代表者が、「マイクロソルダリング」「旋盤」「溶接」などの種目で日々磨いてきた技術力を存分に発揮し、競い合います。

この活動はYOKOGAWAのものづくりの永続的発展の礎となっていきます。

 

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