横河マニュファクチャリングは、YOKOGAWAが目指す「未来世代のより豊かな人間社会のために」という理念を掲げ、地球環境保全を経営の重要な課題と位置づけています。私たちは地球温暖化による気候変動対策や海洋プラスチックなどの環境汚染問題解決のために、温室効果ガス排出量削減や環境汚染物質の排除など、さまざまな環境施策を実施しながら事業活動を行っています。
環境経営を推進するために、私たちはISO14001に基づいた環境マネジメントシステムを確立し、エネルギーマネジメントや廃棄物削減、水の管理、化学物質の管理など、積極的な環境負荷低減に取り組んでいます。特に、2024年5月に発表したYOKOGAWAの新中期経営計画「Growth for Sustainability 2028(GS2028)」では、カーボンニュートラルの目標を当初計画より10年前倒して2030年に設定しました。YOKOGAWAでエネルギー使用量が一番多い私たちは、この達成を目指して、太陽光発電設備の設置や再生可能エネルギーの調達のみならず、省エネルギー活動を加速させています。具体的な取り組みとしては、クリーンルーム空調の休日のファン回転数制御、生産設備からの排熱回収による周囲環境の空調負荷低減などを実施しています。また、太陽光発電設備と蓄電池の連携によりピークカットやデマンドレスポンスへの対応も行っています。
私たちはサプライチェーンの中で環境負荷が大きい「生産」機能を担っており、これらの活動により、YOKOGAWAで受けるMSCI ESGレーティングにおける最高評価「AAA」の獲得やCDP、Eco Vadisなどの国際的なESG評価(環境、社会、ガバナンス)において一翼を担っています。今後も、企業責任を果たし、環境保全活動に取り組んでまいります。私たちの取り組み姿勢をご理解いただき、また、忌憚のないご意見やご指摘をいただければ幸いです。
横河マニュファクチャリング株式会社
環境担当役員 山口 幸作